喫茶・軽食”地球ナンバー07”

麗らかな昼下がりの午後、お茶の時間など過ごしてみてはいかが?

外観

 平屋造りのこじんまりした建物で、英国帰りのマスターが開いたお店だけあって、白い壁、木製の出窓が英国風を思わせる小粋なお店です。

 通りに面した壁際には小さな花壇が設けられており、季節の花々やハーブなどが植えられ、訪れる者の気持ちを和らげてくれます。それとは対照的に軒下から吊り下げられた植木蜂には白い壁に映える南国風の植物が植えられ、見事な花を情熱的に咲かせています。

 入り口の横に子供の背丈ぐらいの立て看板が置かれています。しかしそこに店名は記されていません。
 でも大丈夫!”巨大な隕石が激突する地球”の絵が見事な筆致で描かれているので、この店だという事がすぐに分かります。

店内の様子

 店内に入ってまず目に付くのはマホガニー製の大きなカウンターテーブルです。マスターが修行を積んだ英国で、師にあたる人物が譲り受けたというそれは実に見事な風合いで、並々ならぬ歴史を感じさせます。
 そのカウンターには水出しコーヒーの設備が並んでいますが、現在は使用されておらず、中身も空になっています。

 カウンター席は4席。大きさから言うと少なめですが、これはゆったりと雰囲気を楽しんで欲しいというマスターの計らいでこうなっています。
 他に18世紀英国風の3人掛け丸テーブルがほぼ均等に4基並んでいます。

 店内の壁には幾つかの水彩画が掛けられています。実はこの水彩画、そして入り口の看板もマスターの直筆なのです。
 湖畔の小さな家や大きな山越しに見える夕日などが中々見事に描かれています。
 中でも一番大きく、異彩を放っているのが”UFOを崇めるボルネオ島イバン族の人々”と題された作品で、「未知との遭遇」のマザーシップみたいなUFOの前にひれ伏す裸族の姿が実に写実的に描かれています。

 またカウンターの隅には片目のモアイ像が置かれています。
 このモアイ像、額に”チャーリー”と書かれた紙が張って有りますが、どういう謂れの物なのか、何時頃からあるのかはマスターも知らないそうです。
 
 店員はマスターとウェイター1人。二人ともシルクハットに燕尾服、手にはステッキと英国スタイルでバッチリ決めてます。

 メニューの方はその時々によって変わりますが、今はナマコ一つです。お客さんの希望に応じて酢の物にしたり、煮たり、焼いたり、微塵切りにしたり、あるいはそのまま、更には生きたまま出してくれたりしますので、必ず注文の時にマスターに希望を伝えましょう。

 因みに価格は時価です。

 

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