王様:さあ、それじゃ9機合体、行ってみよう!! コーエン:9機も合体するのですから、さぞや派手になるんでしょうな。 スティンガー:強化系ビークルが加わって色味も派手になりましたしねぇ。 王様:・・・・・。 コーエン:おや王様、どうしたのですかな? スティンガー:随分と難しい顔をしてらっしゃる。 王様:キミら、ゴーゴージェットの存在は知ってるよね? スティンガー:勿論。ビークルbP0、本編でも最も新しいゴーゴービークルです。 コーエン:10機合体でアルティメットダイボウケンを構成する。それが何か? 王様:何かって事じゃないんだけど、まあその辺り頭に入れて見ていって欲しいんだよね。 じゃ、行ってみようか。 |
王様:まずは本体の合体準備から。 強化系ビークル装着時と同じようにドーザーとマリンを外して脚部に 装着します。 次に頭部からメットを外し、ジャイロとともにフォーミュラの上部に取り 付けます。 コーエン:要するにトレーラーモードの時と同じにするわけですな。 王様:そうそう。あ、頭は180°回しておきます。スーパーと通常時では前後 が逆になるんですな。 スティンガー:つまり通常にの背中が前に来るのですね。 |
王様:次にミキサーとクレーン。 ミキサーはドラムを90°起こし、車体中央部をスライドさせて伸ばしま す。これでクレーンと同じ長さになるわけですね。 クレーンはフック部分を外し、アームを90°起こします。 ドラムやアームはそれだけを起こすのではなく、基部ごと起こす形に なります。 |
王様:外したフック部はツメを90°動かします。 これがメットになるわけです。 コーエン:これはまあ・・・・・ビークルの段階から形がナニでしたからな。 王様:ナニとか言うなよ。まあメット以外の何物にも見えないわけだけどね。 スティンガー:塗装やモールドの方は如何で? 王様:丁寧だね。頭頂部にライトのモールドが入ってたりして。 ただ額のマーク部分が一寸粗いかな。個体差だと思うけど。 |
王様:では行ってみよう。超轟々合体! スーパーフォーメーション!! なおドリル・ショベルは無変形なので行程は省略しております。 コーエン:・・・・・。 スティンガー:・・・・・。 王様:どうしたの? コーエン:・・・・・何か、思ったよりも地味ですな。大きさも変わらんし。 王様:うう、まあそうだね。結局の所ミキサーとクレーンの車高分タッパが上がっただけとも言えるわけだし。ただ少なくともダイボウ ケンにビークルを取り付けた形態よりはバランスが取れてるのではないかな? コーエン:ただその”バランスが取れている”という事が結果として小さく纏まりすぎな印象を与えているというのも否めないのではな いですかな? 王様:確かにね。ダイボウケンに強化系ビークルの場合、僅かなりともボリュームアップに見えたわけなんだけど、これの場合タッパ がある分バランス良く見えちゃうし。 でも逆に言うとこの形態、というかバランスこそ本来意図したものだと言えなくも無いと思う。それよりもアレだよ、フォーミュラ の扱い。 コーエン:殆ど見えませんな。 スティンガー:・・・・・。 王様:どうしたの? さっきから静かだけど。 スティンガー:いえね、何かに似てる気がして考えていたのですが・・・・・。 王様:何? スティンガー:バラタック? 王様:あ。 スティンガー:キッキッキッキッキ。 コーエン:チッチッチッチッチ。 |
王様:劇中でやってたウォールシュートの後方攻撃も再現可能です。開いた羽根が地面に当たるのでこの角度が限界ですが。 で、同様にクレーンのアームも使用可能。本編では出てませんが、フックを飛ばして敵を絡め取ったり、打撃に使ったり色々出来そうですね。 スティンガー:ボウケンジャーのメカ戦は最近実に淡泊ですからな。 王様:本編が長くなるとどうしてもメカ戦にしわ寄せが来るからね。ある程度真っ当なドラマをやろうとするとどうしても尺が必要だし。 コーエン:痛し痒し、ですな。 |
王様:頭部回りのアップです。 スティンガー:なんかバッファローマンみたいですなぁ。 王様:ああ、頭突き攻撃もあるよ。 高速で突進し頭部で打撃する”キャノンボールヘッド”、そして両腕 の連続パンチを叩き付ける”ダブルアームクラッシュ”が必殺技。 コーエン:何というか総攻撃というか、危なそうな所全部武器というか。 |
王様:さて、基本的にはダイボウケンからの強化合体なので脚のプレートは展開し ておくのがデフォルトなんですが、スーパーの場合裏面にあたるわけです からどっちでも同じとも言えるわけです。 で、畳んでみました。 スティンガー:畳むと何か良いことがあるのですか? 王様:可動範囲が広がるよ。 スーパーはダイボウケンを裏っ返しにしたうなもんなので、そのままでは脚 のプレートが可動の邪魔になるんだわ。 コーエン:早い話が膝を逆に曲げようとするようなもんですからな。 王様:そう。なのでプレートを畳んでやる、と。 スティンガー:弊害みたいなものはないんですか? 王様:そうだなぁ・・・・・。手足各部の重量が上がってるから膝が動くと安定性が悪 くなるってのはあるね。ポーズ付けるのも結構神経使うし。 |
王様:というわけでこの状態ならちょっとしたポーズ付けが可能です。接地状態はあまり良くないのでギリな感じですけど。 コーエン:爪先、可動するのですか? 王様:クレーンとミキサーは変形の都合で車体前部が曲がるからね。実際には”爪先が稼働しているような感じ”かな。でもそのお陰で角度限定には なっちゃうけど色々ポージング出来るんだよね。長時間飾ってられないんだけど。 |
王様:轟轟剣はスーパー時は余りパーツになってしまうんですが、折角なの で持たせてみました。 個人的には手持ち武器がある方が良いんですが。 スティンガー:ショベルの場合深く握れるので結構サマになってますね。 コーエン:ただカッコイイ持ち方となると限られてくるんですな。 |
王様:というわけでスーパーダイボウケンでした。 ボウケンジャーの場合、早い段階から10号ビークル、そしてアルティメットダイボウケンの存在 が知られていたので、このスーパーダイボウケンはどうしても中間形態という印象が否めませ ん。なんかこう色んな所が中途半端に見えるっていうか・・・・・。 コーエン:ですが思ってた程悪くもありませんでしたな。 スティンガー:纏まりはそれなりにありますよね。 王様:やはり胸部辺りが全く手付かずというのが地味というか物足りなく思える原因なんじゃないかな と思いますね。 |