2:礼儀知らずに怒る宇宙人!!
出現場所 | イタリア フリウリ県 カルニ |
出現日時 | 1947年 8月 14日 |
事件の概要 | SF作家、そして画家としても有名だったヨハニスは更に地質学を趣味としていた。 その調査のため、カルニという小村を拠点にイタリア・ユーゴスラビア国境近くの山中、干上がって殆ど水のない渓 谷沿いの小道を、ナップザックと地質調査用のピッケル一本という軽装で歩いていた。 木立を抜けた時、そこには驚くべきモノがあった! 鮮やかな赤色の大型UFOが着陸していたのである! 驚いて近付いていくと、50メートルほど離れた木立の陰に少年が二人いた。少年達がUFOに気付いた様子が無 いのを知ったヨハニスは、注意を促すように大声で叫びながらUFOの方を指さした。 だが、そこに居たのは少年では無かった! 小柄な宇宙人だったのである!! |
宇宙人の身体的特徴 | 身長は90センチ程度。頭は人間よりも大きく、髪の毛・睫毛・眉毛など毛が一本も生えていなかった。顔色は緑 ががっていて、鼻は長く真っ直ぐだった。 口はへの字型の薄い切れ込みのようで唇はなく、まるで魚のようにパクパクと動いていた。目は丸くて大きく、ギョ ロリと突き出しており、色は緑がかった黄色。目の中央に縦の線があった。 最大の特徴はその手で、何と指が8本もあり、4本ずつ向かい合うように生えていた。 服装はダークブルーのカバーオールのようで、襟元とベルトの色は赤。頭には茶色いキャップを被っていた。 |
宇宙人の行動 | 人影が人間じゃない事に気付いたヨハニスは手にしたピッケルを先ず宇宙人に、そして次にUFOに向けながら「お 前達は誰だ?! 何処から来たんだ?! 何か手伝える事はあるか?!」と大声で怒鳴った。 一応親切のつもりだったのだろうが、宇宙人はヨハニスの態度と口調を脅迫と受け取ったらしい。素早く向きを変え ると1人が右手でベルトを触ると中央から霧のような光線が発射され、ヨハニスに命中! 彼は電気ショックのよう な衝撃を受けて吹っ飛ばされた。弾みでピッケルが彼の手から落ちた。 宇宙人は近付いてきてピッケルを拾い上げると、それを持ってUFOに引き返し、その陰に姿を消した。 やがてUFOは垂直に上昇し、暫く対空した後猛スピードで飛び去って行った。その際にヨハニスは突風を受け、ま たしても吹っ飛ばされ、暫く起きあがる事が出来なかった。 |
コメント | おいおいヨハニス。いきなりピッケルを突きつけたり大声で怒鳴りつけたりしたら宇宙人じゃなくても怒るぞ。 作家で画家で地質学までやってるクセに礼儀作法が全くなってないね〜。人を指さすなって教わらなかったの? ホラ、なんかヘタに多才だと却って胡散臭いって場合があるでしょ? この人はその典型ですね。 まあそれはそれとしてやはりこの事件のポイントは8本指の宇宙人でしょう。 その指のレイアウトだと物を掴むのは凄くしっかり出来そうだけど、細かい作業には絶対向いてないですよね。 なんか握手とかしてみたいなぁ。もの凄く独特な感触なんじゃないかな。 |