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出現場所 | 米国 イリノイ州 オーランド・パーク |
出現日時 | 1951年 9月 24日 |
事件の概要 | 9月24日の午前11時頃、製鉄所で働くハリソン・ベイリーが森の中を歩いていると首筋が引きつり、熱を当てら れたかのように熱くなった。驚いた彼が振り向くと、そこには灰色の物体があった。ベイリーはそれを見て何故か 「竜巻だろう」と考えていた。 次に覚えているのは森の外れを通っている道を塞いでいる給水タンクのような銀灰色の楕円形をした物体を見た 事だった。身体が麻痺したような感覚を覚えたベイリーは、その物体にある窓らしきものの所に緑色の面当ての ようなものを付けた二つの人影を目にした。彼らは動けないでいるベイリーの元に近付くと「どこへ行くつもりなの か?」と訊ねた。と、突然麻痺したような感覚がなくなったのでベイリーはそこから立ち去ったが一度だけ振り返っ てその奇妙な物体を見た。 それから長い間、ベイリーは切れ切れの記憶に残る奇妙な出来事とそれによって生じた疑いのある慢性病に ついて誰にも話そうとしなかった。 1975年、9年前から伝道師として活動していたベイリーは慢性病を何とか治そうと、催眠治療を受けてみる事に した。 事件から既に四半世紀が経過していたが、ベイリーの潜在意識はその出来事を明確に記憶していた。 彼は驚くべき事件に遭遇したのである!! |
宇宙人の身体的特徴 | 身長は約45cmと小さい。全身茶色の滑らかな皮膚で覆われており、衣服を着ているようには見えなかった。ま た皮膚には所々黒いストライプが入っていた。 手は小さく、足の指は3本しかなかった。 口は裂け目のような線で、目は大きく顔の側面まで回り込んでいた。 |
宇宙人の行動 | 宇宙人は1ダースほども居て、ベイリーの回りに近付くとピョンピョンと飛び上がって彼の尻や上半身に触れた。 そして互いに何か話し合っているようだったが、野鴨の鳴き声のようなカン高い声で、何を喋っているのかは分か らなかった。また宇宙人の周囲には黒くて丸い殻を持つ小さな虫が無数にいた。 宇宙人の群れから逃げ出そうと走り出したベイリーは森の外れの所でバスぐらいの大きさのUFOに出くわした。 そして気が付くとそのUFOの中に連れ込まれていたのである(ベイリーはカエル型宇宙人が自分に噛み付いて 眠らせたのではないかと疑っていた)。 少しすると身長1.5mぐらいの宇宙人が二人、ベイリーに近付いてきた。恐怖から彼は宇宙人の方をなるべく見 ないようにしていたが、奇妙な緑色の面当ては印象的だった。 宇宙人はベイリーにテレパシーで「人類に危害を加えるつもりはない。我々は人類と話し合いを持ちたい。そのた めにキミにスポークスマンになって欲しいのだ。」と告げた。 そしてベイリーは宇宙人の言葉通り、無事解放されたのである。 |
コメント | いや〜、スポークスマンになってほしい相手にカエルだの虫だのけしかけるっていうのはコンタクトの方法として は最悪だと思うぞ宇宙人。危害を加えるつもりは無いなんて言っておいてカエルが噛み付いてるし。 それにしても何処調べてもベイリーの”慢性病”に関する具体的な記述が見当たらないんですよね。 あ、ひょっとして人に言えないような病気だったのか? しかし無事解放したのは良いけど記憶消しちゃったら駄目だよな〜。お陰でスポークスマンとして活動するまでに 25年ぐらい経っちゃってるし。きっと宇宙人はその森の外れでもの凄い待ちぼうけを喰ったに違いないよ。 あと何で宇宙人ってこんな市井の人と種族間交流の切っ掛けを持とうとするんでしょうね? 炭坑夫とか農家のオッサンとか漁師とか主婦とか自動車のセールスマンとかプータローとか。 どうせなら大学教授とか政府の要人とか国連職員とか、そういう人たちにコンタクトした方が絶対に良いと思うん ですけどね〜。 |